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AdobeがFigma社を買収して起こること

2022年9月15日にAdobeがFigma社を200億ドルで買収合意に至ったことを発表しました。
その発表の中で、今後の展望にも触れていたのでご紹介させて頂きます。

触れていた内容は下記になります。

  1. プロダクト・デザインの進化
  2. ウェブにおける共同クリエイティビティの新時代を定義する
  3. 創造性と生産性の未来を再発想する

1. プロダクト・デザインの進化

アドビの画像や写真、イラスト、ビデオ、3D、フォント技術の機能をFigmaプラットフォームに導入し、デザイナーからプロダクトマネージャー、開発者に至るまで、製品デザインに関わるすべてのお客様にメリットをもたらすことができます。Figmaは最終的に、アイデア出しや画面レイアウト、コンテンツ編集など連続的なユーザー体験を実現し、デザイナーとその関係者など、業務に関わるメンバーが新しいレベルで活動できるようになります。

2. ウェブにおける共同クリエイティビティの新時代を定義する

アドビとFigmaがタッグを組むことで、画像、写真、イラスト、ビデオ、3Dの制作環境を、これまで以上にアクセスしやすく、よりコラボレーションしやすいものにすることができます。

3. 創造性と生産性の未来を再発想する

これからのクリエイティブツールは、Webベースで、マルチプレイヤーであり、アドビが独自に提供する新世代のクリエイティブな表現力が注ぎ込まれたものになるでしょう。Figmaはブレスト、コンテンツ作成、コラボレーションのための機能をまとめることで、コミュニケーター、ナレッジワーカー、クリエイターに新世代の生産性ツールを提供することができるようになりました。アドビの最高の技術を導入し、Figmaのコア技術を使用して新しい創造的能力を引き出していきます。Figmaの価格体系を変更する予定もありません。また、教育に対する彼らのコミットメントも共有しています。

参照:https://blog.adobe.com/jp/publish/2022/09/16/cc-intent-to-acquire-figma

上記のように、adobeより発表がありました。

また、Figmaのサービスは今後も学生や教育者のために、今後も無料で提供されるとのことです。
この文章を見ると一般向けはどうなるのかとちょっと不安になりますが、できれば今後も無料で使いたいところですね!
そして、Adobe側のメリットが記載されていないことも気になります。ブラウザ上での作業環境の提供に魅力を感じている?ユーザー数を増やす?わからないですがAdobeは過去にも買収を繰り返してきた企業のようです。実はPhotoshopも元々は学生が開発したものを販売ライセンスを取得して販売開始後に買収を行っているようです。AdobeとFigmaの今後の動きに注目です。

Figmaの買収でAdobeは今後、「創造性・生産性の未来を再構築し、Web上の創造性を加速させ、クリエイターやデザイナー、開発者のコミュニティを刺激していく」と説明しているようです。買収は2023年に完了する予定。取引が完了するまでFigmaは独立した事業運営の継続を行い、完了後Adobeのデジタルメディア事業に組み込む予定です。

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